電界治療器 身体への作用

 シェンペクス医療機器が発生する、50又は60Hzの極超低周波数の電界による生体への作用としては、WHO(World Health Organization:世界保健機関)などの論文から、次の2つがあると言われております。

①体表面に作用する電界による、体表面の感覚受容器への刺激作用

 体表面、(皮膚)には、さまざまな感覚受容器と呼ばれるセンサーがあり、触・圧覚・振動、温度、痛みなどの外界の物理的情報を捉えて脳へ伝えます。
 この電界による感覚情報は、最終的に脳の視床下部という、身体の自律神経系(身体のさまざまな生理機能を、神経を介して無意識のうちにコントロールして いる)及び内分泌系(同様に、ホルモンという物質を血中に放出することにより、生理機能を無意識のうちにコントロールしている)の中枢(コントロールセン ター)を揺り動かし、生体恒常性を維持する様に作用します。
 聖マリアンナ医科大学で実施したコルチコステロン(別名「ストレスホルモン」と言われ、ストレスがかかると多く分泌される副腎皮質ホルモン)の血中濃度 変化に関する実験結果では、ラットを電界医療機器(7000V)に15分間かけましたが、その後、数時間に渡ってコルチコステロンは低下し、24時間後に は又、ほぼ元に復帰しています。このことは、電界によって内分泌的な静穏作用が生じ、ストレスの抑制が行われていると推察できます。

②体表面の電界により身体内に誘導される電流による、細胞レベルからの作用

身体内に誘導された微小(マイクロ)電流は、全身の細胞に作用します。さまざまな論文によると、この微小電流により細胞膜の物質透過性(細胞に出入りする 物質の細胞膜での通り易さ)が変化したり、細胞内のミトコンドリア(細胞のためのエネルギーATPを作る)のATPの産生に影響を与えるとされています。 その結果、細胞や組織の新陳代謝が図られ、凝りや痛みの緩和がなされることになります。